2011年2月4日金曜日

最前線からの離脱

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実は 前の会社が行き詰まった折り

株価がドンドン下がり 同僚達が会社から離脱して行く中で

僅かな可能性を求めて 再生に向かってのチャレンジを

繰り返す毎日を送っておりました。

 

しかし 市場からの反応は厳しく 我々を許してはくれませんでね

企業の終焉に向かって 正に未知の世界に向かって

足掻けば足掻くほど 加速していってしまうという

そんな日々が続いたんです

 

・・・ 無駄な戦いだったかもしれませんが

   結構充実していた戦いだったというのも本音なんですけどね

 

そんなある日 再起の為の最後のチャレンジだと

再起の為に 東京で再度新会社設立を模索していた私に

そっと手を差し伸べてくれたのが 娘なんです

 

もう 帰ろう

 

・・・ 東京に卒業旅行で遊びに来た娘が言ったひと言です

言葉というのは 発する人より 受け取る人の状況によって

その意味が大きく違ってくるものだと良く言われますが

正に その通りですね

 

娘の ふと漏らした言葉が 私の見苦しい未練の糸を

ものの見事に 断ち切ってくれたわけです

 

一緒に東京を離れ

明治維新の頃から 発展することを拒否しているような

生まれ故郷の山口に戻り

過去を思い出しては 悔いるという日々が始まったわけです

 

しばし 癒しの里に長逗留ということに相成りました

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