2011年4月19日火曜日

クライシス・マネジメントの原則原理

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クライシスマネジメントの基本的な姿勢は4つあります

隠さないこと

隠蔽は最大の企業リスクにも関わらず

公になった時の影響を考え 問題を公にしたがらないものです。

企業が自ら事故の報道をすると

批判報道は避けられませんが

隠蔽体質という悪意に満ちた報道は避けられますし

さらに憶測報道も避けられます。

これからの情報公開時代の中で生き抜くには

報道をいかに防ぐかを考えるより

いかに報道を一回で終わらせ

連続報道を避けるかであると心掛けるべきだと思います。

 

説明する

企業は ステークホルダー(利害関係者:株主、消費者、従業員

取引業者、地域社会、行政等)に対して

説明責任を果たす必要があります(アカウンタビリティ)。

世間に対してひたすら頭を下げているだけでは

ステークホルダー側はフラストレーションが溜まるばかりです。

 

いつ何が起こったのか

被害者は拡がるものなのか

なぜ事件が発生したのか

責任の所在はどこにあり

それはどのように果たされるのか

現在 どのような対策を講じているのか

同種の事件は他では起きていないのか

これを 包み隠さず 情報公開する覚悟が必要なんです

 

決断する

明確な企業理念 価値基準が必要です。

何を守るために

何を捨てるかという捨てる決断が一番大切なのです。

短時間で集中的な議論を行って

可能性のある選択肢の利害得失を十分に検討した上で

迅速な決断を実施する必要があります。

スライド27

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