クライシスマネジメントの基本的な姿勢は4つあります
隠さないこと
隠蔽は最大の企業リスクにも関わらず
公になった時の影響を考え 問題を公にしたがらないものです。
企業が自ら事故の報道をすると
批判報道は避けられませんが
隠蔽体質という悪意に満ちた報道は避けられますし
さらに憶測報道も避けられます。
これからの情報公開時代の中で生き抜くには
報道をいかに防ぐかを考えるより
いかに報道を一回で終わらせ
連続報道を避けるかであると心掛けるべきだと思います。
説明する
企業は ステークホルダー(利害関係者:株主、消費者、従業員
取引業者、地域社会、行政等)に対して
説明責任を果たす必要があります(アカウンタビリティ)。
世間に対してひたすら頭を下げているだけでは
ステークホルダー側はフラストレーションが溜まるばかりです。
いつ何が起こったのか
被害者は拡がるものなのか
なぜ事件が発生したのか
責任の所在はどこにあり
それはどのように果たされるのか
現在 どのような対策を講じているのか
同種の事件は他では起きていないのか
これを 包み隠さず 情報公開する覚悟が必要なんです
決断する
明確な企業理念 価値基準が必要です。
何を守るために
何を捨てるかという捨てる決断が一番大切なのです。
短時間で集中的な議論を行って
可能性のある選択肢の利害得失を十分に検討した上で
迅速な決断を実施する必要があります。
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