2011年4月6日水曜日

コンプライアンスの3つの柱

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コンプライアンスには3つの柱があります

社内規範 ・・・ 社内規定・マニュアルなどのルールを守る

倫理規範 ・・・ 社会の常識や倫理を守る

法令規範 ・・・ 企業を取り巻く法令を守る

 

例えばコンプライアンスを無視した例として

以下のようなモノがあります

 

社内規範の違反としては

決裁権限を無視した顧客との口約束なんていうのがありますね

学校のPC教室システムの受注時に 故障対応用と称して

予備機材を余分に発注をし 同時にメンテナンス対応については

全て代替機を用意することを顧客と約束していた。

費用を考えるならば絶対に成立しないサービスでした。

 

倫理規範の違反としては

「ウチの社員は馬鹿ばっかり」と役員が聞こえよがしに言ってしまう

会社を機能の組み合わせと考えてしまうと

現場で戸惑っている社員に対して

ついつい不満が爆発してしまうことがあります。

「馬鹿」と言われた社員の多くは トラブルを秘密にしたまま

去っていってしまいましたね。

 

法令規範の違反としては

社長の電話による罵倒が暴力行為とみなされ

刑事事件となってしまったんですね。

 

コンプライアンス経営を実践しようと思うなら

以下のポイントに気を付ける必要があります。

 

知識ではなく意識を高める必要があります

何故ルールが存在するのかという基本が理解出来ていなければ

寄せ集めの知識だけでは すぐに忘れてしまいます。

「この程度なら構わないだろう」

「ルール違反だがバレなければ良いだろう」

 ・・・ ではダメですね

 

会社の為という言い訳を許してはなりません

会社の為という言い訳は

社会のルールを破ることに対する葛藤や

心理的抵抗を弱め その結果として不正行為を常態化させ

企業の危機の拡大へとつながってしまいます。

不正行為は会社の為にやったことで

私腹を肥やしたわけではなく 同情の余地があり

厳しい処分は不適当であるという論理が

いまだに多くの企業でまかり通ってしまっています。

 

「うまくやれ」は あかん!

「うまくやれ」と指示した時

これを「ルール違反をするな」という指示だとは考えずに

「見つからないようにうまくやれ」という指示だと

捉えてしまうものです。

この「うまくやれ」という指示は

不正が発覚した時「自分は不正をやれとは言っていない」と

部下に責任を押し付ける 自己保身の言葉でもあります。

 

女性の目を入れる

女性の方が会社の倫理観からの自由度が高く

社内で当然とされている慣習の問題点を

鋭く指摘することができるようです。

スライド14

スライド15

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