2011年6月8日水曜日

新しいモノとは何か

手塚治虫という天才漫画家の描いた

壁掛けカラーテレビや携帯電話などは

ゴクゴク当たり前の世界になっていますが

なぜ 戦後間もない頃 ひとりの漫画家の頭の中で

何十年後に具現化するであろう製品を

描くことが可能だったんだろうかと不思議に思ったものです

 

でもね ひとつ アレ!って思ったことがあるんです

・・・ それは

 

新しいモノとは 現在の技術を踏み越えてゆくんではなくて

目の前で展開される いろいろな技術の進化を経験する中で

ある時 同じ場所に戻ってみたら

なんと 昔の立ち位置より 一段 高い場所に立っていた

そんな感じではないかと思ったんですね

 

自分の立っている位置から下を見たら

昔と同じ場所なのに

横から見たら 昔より少し高くなっている

それが 新しいモノの見方ではないかと思うわけです

 

人とのコミュニケーションを見た時

昔は手紙くらいしか 連絡を取り合うことが出来ませんでしたのに

電話が登場し 携帯電話が登場し eメールが登場したことにより

人とのコミュニケーションは 手紙の時代より

もっと 頻繁に もっと手軽に もっと多くの人達と

コミュニケーションを図る文化が浸透しましたね

 

どうも 新しいモノというのは

古いモノを排除して のし上がってくるのではなく

古いモノを ひとつの文化 ノウハウ 知恵として

インクルードさせながら 新しい技術が復活させると捉えると

なんとなく 将来を予見することが出来るような気がしませんか?

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