2011年6月6日月曜日

こう考えると 少しは気が楽

新規事業の企画書などを書いていますとね

最初は 恐る恐る書き始めた内容が

ビジネスモデルの説明を詳しく書いている内に

徐々に 不安が薄れ

企画のバックボーンとなるデータを整理する内に

確信となり

将来の売上予想などを書こうモノなら

もうすでに 自分は社会をも変えてしまう

奇跡を呼ぶ勇者にでもなったつもりになるものです

 

しかし 現実は なかなか厳しくてね

せっかくの企画ですが

春先は希望で溢れ活き活きしていた自分が

梅雨に入ると ひと息を入れ

 

初夏の頃には 言い訳が増え

 

真夏は かいた汗の分だけ リスクが大きいことが判明し

 

秋口には 仕切り直しとなってしまうのが

多くの新規ビジネスの宿命ですわな

 

 

仕切り直しになったからといって

凹んでいるようでは ビジネスマン失格

ということになるわけですが

ただね 多くの企画のコアコンセプトとなっているものが

実は マスコミが繰り上げた トレンドキーワードであって

そのキーワードの信憑性については

自分自身では検証していないことが多いんですな

 

マスコミによると 将来30兆円のマーケットになるとか

アナリストによると 次の技術革新の目玉であるとか

政府の発表によると この業界では人が20万人不足している

そんな話に 便乗しているわけですね

 

ここで 改めて申し上げます

未来は数値で予測することは出来ないが

こうなるであろうという予見は可能なんですね

ですから 新規ビジネスの企画を考える時は

予見されるマーケットの動きに対して

ジッと耐える覚悟が不可欠なんですね

そう 発想の転換を図りますとね

 

新規ビジネスを企画するには

予見したビジネスモデルが 手元にやってくるまでの間

売上ゼロに耐えられるだけの準備をして

事業モデルを描けということになるわけです

 

グローバル化の号令の元 デファクトスタンダードとなって

儲かるビジネスを 切って貼って 引き延ばして

大きく見せる というビジネスモデルの育て方は

円高の優位性を使って 海外の企業をドンドンM&Aできる

大手企業の話でしてね

我々のような 常識人は ここらで作り上げられた

スタンダードから 離脱をしなければなりませぬな

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