新規事業の企画書などを書いていますとね
最初は 恐る恐る書き始めた内容が
ビジネスモデルの説明を詳しく書いている内に
徐々に 不安が薄れ
企画のバックボーンとなるデータを整理する内に
確信となり
将来の売上予想などを書こうモノなら
もうすでに 自分は社会をも変えてしまう
奇跡を呼ぶ勇者にでもなったつもりになるものです
しかし 現実は なかなか厳しくてね
せっかくの企画ですが
春先は希望で溢れ活き活きしていた自分が
梅雨に入ると ひと息を入れ
初夏の頃には 言い訳が増え
真夏は かいた汗の分だけ リスクが大きいことが判明し
秋口には 仕切り直しとなってしまうのが
多くの新規ビジネスの宿命ですわな
仕切り直しになったからといって
凹んでいるようでは ビジネスマン失格
ということになるわけですが
ただね 多くの企画のコアコンセプトとなっているものが
実は マスコミが繰り上げた トレンドキーワードであって
そのキーワードの信憑性については
自分自身では検証していないことが多いんですな
マスコミによると 将来30兆円のマーケットになるとか
アナリストによると 次の技術革新の目玉であるとか
政府の発表によると この業界では人が20万人不足している
そんな話に 便乗しているわけですね
ここで 改めて申し上げます
未来は数値で予測することは出来ないが
こうなるであろうという予見は可能なんですね
ですから 新規ビジネスの企画を考える時は
予見されるマーケットの動きに対して
ジッと耐える覚悟が不可欠なんですね
そう 発想の転換を図りますとね
新規ビジネスを企画するには
予見したビジネスモデルが 手元にやってくるまでの間
売上ゼロに耐えられるだけの準備をして
事業モデルを描けということになるわけです
グローバル化の号令の元 デファクトスタンダードとなって
儲かるビジネスを 切って貼って 引き延ばして
大きく見せる というビジネスモデルの育て方は
円高の優位性を使って 海外の企業をドンドンM&Aできる
大手企業の話でしてね
我々のような 常識人は ここらで作り上げられた
スタンダードから 離脱をしなければなりませぬな
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