2011年3月23日水曜日

委託業務完了報告書 その3

スキルアップセミナーの報告書も公開しておきましょう。

こちらは 参加者数は少なかったんですけど

かなり充実した内容であったように記憶しております。

 

山口市長 渡辺 純忠 様

下記の業務を平成20年2月16日に完了しましたので

別添のとおり報告します。

委託業務の名称

平成19年度「山口市起業家スキルアップセミナー」開催業務

 

平成19年度起業家スキルアップセミナー実施報告書

2008年2月26日 株式会社未来

報告書目次

1.セミナー概要
(1) セミナーのねらい・特徴

(2) 実施内容
 ① 開催日時
 ② 開催場所
 ③ 時間配分、講師、カリキュラム
 ④ 参加者数

2.業務体制

(1) スタッフ及び業務分掌

(2) 管理監督体制

3.企画・調整業務に関する作業報告

(1) 講演及び体験講習のポイント
  ① 実施状況

(2) 広報活動のポイント
 ① 実施状況
 ② 募集用リーフレットデザイン
 ③ ホームページの作成・情報発信
 ④ 関係機関への周知活動

(3) その他
 ① 会場管理者との調整

4.運営業務に関する作業報告

(1) 準備作業
 ① 体験講習テキストの作成
 ② 会場設営作業

(2) 講演(起業家体験談)・体験講習の内容

5.まとめ

別添資料

◇プレゼン資料1
◇配布資料1~3
◇添付資料1~8

 

1.セミナー概要

(1)セミナーのねらい・特徴

山口市の企業は もともと市場規模の小さい地域で

起業化しているということもあり 積極的に売上規模の拡大を

狙うような企業は少なく 堅実にまとまった会社が多い。

 

しかし 近年の急激なビジネスモデルの変革は 過去の手法に

拘って仕事をしていたのでは 時代に取り残されてしまうという

危機感を 経営者の方に募らせているものと思う。

 

その対策として 情報誌や書籍 セミナーからノウハウを

取り入れたとしても 山口の経営者にとって そこに語られている

都会や大手企業のノウハウは現場で適応させるのは難しく

根本的な問題解決にはならない。

 

そこで 今回のセミナーでは 経営者にとって大切なスキルである

問題解決法を学んで頂くことにした。ブレーンストーミングから始め

ビジネスデザイン法の連関図を製作するまでの一連の行程を

体験して頂くことで 今後 問題と対峙した時オタオタすることなく

問題解決の糸口を見つけて頂けるようになって頂けると考えた。

 

それを踏まえ セミナーの副題を「ズバリ教えます営業課題の解決法」

セミナータイトルを「ビジネスデザイン活用講座」とした。


 
(2) 実施内容

① 開催日時  2008年2月9日(土)、2月16日(土)
② 開催場所  山口市湯田温泉5丁目22号 サンフレッシュ山口
③ 時間配分、講師、カリキュラム

 

9日  

講師    ビジネス&ヒューマン・コーディネーター

講師略歴    リーガロイヤルホテル20年勤務後

フード業界の企業再生を専門とするコンサルタント。

異業種交流会YJ会代表幹事。

講習内容    経営者自らはなかなか気が付かない視野の狭さ(30分)

 

講師    山口朝日放送株式会社 事業企画室

講師略歴    航空自衛隊、百貨店、ホテル等の勤務後現在に至る。

NTT 大手メーカー 商工会議所等からの依頼による社員教育を実施。

講習内容    ビジネスデザイン法の理論(2時間半)

 

16日

講師    山口朝日放送株式会社 事業企画室

講習内容    問題抽出の理論・実践(30分)

グループ作業    テーマについて

ブレーンストーミング・連関図作成作業(2時間半)

④ 参加者数  15日:12名 16日:8名

 

2.業務体制

(1) スタッフ及び業務分掌

内部スタッフ(弊社社員)及び外部スタッフにより構成。

企画運営スタッフ(兼講師等)に関しては 弊社が事務局を務める

任意団体「邂逅の会※」メンバーにより構成した。

 

【構成員数】

外部スタッフ4名、内部スタッフ2名

【企画運営スタッフ兼セミナー講師】

ビジネス&ヒューマン・コーディネーター(邂逅の会メンバー)

山口朝日放送株式会社 事業企画室(邂逅の会メンバー)

【企画運営スタッフ兼セミナー講師サポーター】

エフピー研究会 有限会社(邂逅の会メンバー)

株式会社未来 玉井 豊(邂逅の会メンバー)
   
【当日スタッフ】
司会:上林 幸生 他

(ビジネスデザイン法の実習には 5名程度のグループで行うのが

 良いとされているが 2日目の参加者が8名であったため

 急遽2名をメンバーとして参加させ5名のグループにした。)

 

(2) 管理監督体制

図略

※邂逅の会

邂逅の会は 企業の課題解決をサポートするコンサルタントの

集団である。事業目的は 地方の中小・零細企業の抱える課題解決や

経営革新・再生支援 また起業や新たなビジネスモデルの創出に

取り組む方々の支援活動を通じて地域社会に貢献することである。

 

3.企画・調整業務に関する作業報告

(1) 講演及び体験講習のポイント

① 実施状況

○ 講義の内容については 森屋講師に11月から2ヶ月間かけて

  独自のコンテンツを製作して頂いた。11月と12月の2回

  コンテンツの内容について打合せをしながら仕上げて頂いた。

  1月末 邂逅の会のメンバー全員が集り 講義内容のチェック

  及びセミナー当日の課題として挙げていたいくつかの

  テーマについて実際にBD法を用いて分析する行程を実施し

  セミナー当日問題がないかどうかを確かめた。

 

  その結果 ビジネスデザイン法を実習形式で実施する場合

  問題点を列挙するブレーンストーミングや意見を発表しながら

  進める原因と結果の展開は 受講者が日頃どのような業種業態で

  仕事をしているかが大きく影響することが明らかになった。

  実習が時間内に完了しないようなことが起こらない為に

  その対策としてテーマを参加者の業種業態にあまり影響されない

  一般的な内容にすること意見を発表してもらいながら進める

  作業については 邂逅の会のメンバーが側について本題から

  遠ざからないように誘導することにした。

 

  ビジネスデザイン法のテーマとして 日常生活の範囲で予想が可能な

  以下の3つを用意した。

  ①風が吹けば桶屋が儲かる

  ②社員旅行の幹事に選ばれた時の作業

  ③フリーマーケットに出店する準備

 

①については 三味線が猫の皮で出来ていることを知らない人が

いるかも知れないが このことわざを知らない人はいないだろうと

いうことで選んだ。

 

②については 当初 北京オリンピックを見に行くツアーに

参加するというテーマで分析作業をしてみたのだが 不確定要素が多く

セミナー時間内に納まらないであろうと予想された為 テーマに

社員旅行という制限を加え例題として採用することにした。

 

③については 今回のメインテーマである 営業課題の解決の事例

として取り上げたものである。営業活動の基本である事業モデル等を

検討する時 ビジネスデザイン法を使って頂けたらと思い

採用したものである。

 

ただ フリーマーケットに関する出店場所や取り扱う商品といった

多くの不確定要素を排除する為に 売上目標額を5万円

ゴールデンウィークに開催するとした。さらに テーマを考える際

思考が行き詰ってしまい緊張感が途切れてしまわないように

実習時のサポート役として 邂逅の会のメンバーを各グループに

配置することにした。

 

公募審査時に審査員より「グループ作業の中 、山口市での

ビジネス展開のノウハウ・ポイントを伝えられると良い」という

アドバイスを頂いた点に関しては フリーマーケットという

テーマについて 山口市のサービス産業として特徴的な

ディスカッションがなされるなかで 講師・サポーターがポイントを

ピックアップして対応することとした。

 

○ 公募審査時に審査員よりアドバイス頂いていた

「参加者同士の交流時間を設定すると良い」という点については

初日 上林氏の講演の中で参加者の自己紹介を入れ

参加者同士で話がしやすい空気をつくることにした。

 

また ビジネスデザイン法の連関図を製作する作業の中で

グループのメンバー同士で密度の高いディスカッションを実施することに

なるので 特別に参加者同士で紹介しあうような時間は特に

設けないことにした。

 

○ ビジネスデザイン法には 多くの専門用語が出てくるので

講演資料は最初に配布し 講習中に疑問点が出たとき各自で

不明点を配布資料で確認してもらうことにした。

 

○ 講演終了後 邂逅の会のメンバー全員が残り 質問を受けると

同時に 気軽に参加者に声を掛けセミナーの評価を聞いたり

疑問点等のご質問を受けることにした。

 

(2) 広報活動のポイント

① 実施状況

ビジネスデザイン法はあまり普及していない言葉なので

広報活動としては出来るだけ直接経営者に訪問しセミナーのご紹介を

することにした。広報活動としては 以下2つの手法を使った。

工程については平成19年度起業家スキルアップセミナー作業工程表に

報告する。

◇リーフレットを使った拡販
◇HPによる情報配信

 

② 募集用リーフレットデザイン

公募審査時に審査員より「サブタイトルには 参加対象者に

わかりやすいキャッチフレーズ的な文句を採用するように」と

ご指摘頂いたこと踏まえ 「ズバリ教えます!営業課題の解決法」

というサブタイトルで リーフレットを製作した。デザインは

閃きをイメージする輝く電灯をイラストに取り入れた。

 

③ ホームページの作成・情報発信

セミナー情報を紹介するページを 11月末の時点で株式会社未来と

FJ会のHPにアップした。12月 1月 2月の異業種交流会FJ会

YJ会のメルマガで各会4回ずつ紹介した。

 

④ 関係機関への周知活動
リーフレットの配布は 公共機関には直接訪問し案内を配布して

頂くように依頼をし FJ会 YJ会では説明会を実施し 企業には

直接訪問し直接社長または人事部・総務部に案内をし

セミナー参加者を募った。

 

(3) その他

① 会場管理者との調整

事前に サンフレッシュ山口にお伺いしセミナー会場の下見をした。

当日の 会場のレイアウトの変更やプロジェクター スクリーンの

設置等に関しては全て当社が責任をもって実施することになった。

 

チラシ

0 件のコメント:

コメントを投稿