2011年6月8日水曜日

新しいモノとは何か

手塚治虫という天才漫画家の描いた

壁掛けカラーテレビや携帯電話などは

ゴクゴク当たり前の世界になっていますが

なぜ 戦後間もない頃 ひとりの漫画家の頭の中で

何十年後に具現化するであろう製品を

描くことが可能だったんだろうかと不思議に思ったものです

 

でもね ひとつ アレ!って思ったことがあるんです

・・・ それは

 

新しいモノとは 現在の技術を踏み越えてゆくんではなくて

目の前で展開される いろいろな技術の進化を経験する中で

ある時 同じ場所に戻ってみたら

なんと 昔の立ち位置より 一段 高い場所に立っていた

そんな感じではないかと思ったんですね

 

自分の立っている位置から下を見たら

昔と同じ場所なのに

横から見たら 昔より少し高くなっている

それが 新しいモノの見方ではないかと思うわけです

 

人とのコミュニケーションを見た時

昔は手紙くらいしか 連絡を取り合うことが出来ませんでしたのに

電話が登場し 携帯電話が登場し eメールが登場したことにより

人とのコミュニケーションは 手紙の時代より

もっと 頻繁に もっと手軽に もっと多くの人達と

コミュニケーションを図る文化が浸透しましたね

 

どうも 新しいモノというのは

古いモノを排除して のし上がってくるのではなく

古いモノを ひとつの文化 ノウハウ 知恵として

インクルードさせながら 新しい技術が復活させると捉えると

なんとなく 将来を予見することが出来るような気がしませんか?

2011年6月6日月曜日

こう考えると 少しは気が楽

新規事業の企画書などを書いていますとね

最初は 恐る恐る書き始めた内容が

ビジネスモデルの説明を詳しく書いている内に

徐々に 不安が薄れ

企画のバックボーンとなるデータを整理する内に

確信となり

将来の売上予想などを書こうモノなら

もうすでに 自分は社会をも変えてしまう

奇跡を呼ぶ勇者にでもなったつもりになるものです

 

しかし 現実は なかなか厳しくてね

せっかくの企画ですが

春先は希望で溢れ活き活きしていた自分が

梅雨に入ると ひと息を入れ

 

初夏の頃には 言い訳が増え

 

真夏は かいた汗の分だけ リスクが大きいことが判明し

 

秋口には 仕切り直しとなってしまうのが

多くの新規ビジネスの宿命ですわな

 

 

仕切り直しになったからといって

凹んでいるようでは ビジネスマン失格

ということになるわけですが

ただね 多くの企画のコアコンセプトとなっているものが

実は マスコミが繰り上げた トレンドキーワードであって

そのキーワードの信憑性については

自分自身では検証していないことが多いんですな

 

マスコミによると 将来30兆円のマーケットになるとか

アナリストによると 次の技術革新の目玉であるとか

政府の発表によると この業界では人が20万人不足している

そんな話に 便乗しているわけですね

 

ここで 改めて申し上げます

未来は数値で予測することは出来ないが

こうなるであろうという予見は可能なんですね

ですから 新規ビジネスの企画を考える時は

予見されるマーケットの動きに対して

ジッと耐える覚悟が不可欠なんですね

そう 発想の転換を図りますとね

 

新規ビジネスを企画するには

予見したビジネスモデルが 手元にやってくるまでの間

売上ゼロに耐えられるだけの準備をして

事業モデルを描けということになるわけです

 

グローバル化の号令の元 デファクトスタンダードとなって

儲かるビジネスを 切って貼って 引き延ばして

大きく見せる というビジネスモデルの育て方は

円高の優位性を使って 海外の企業をドンドンM&Aできる

大手企業の話でしてね

我々のような 常識人は ここらで作り上げられた

スタンダードから 離脱をしなければなりませぬな

2011年6月5日日曜日

予見するということ

経済も

政治も

行政も

マスコミも

企業も

なんかパットしない

どこか混沌としているこの日本に住んでいますと

将来 どのようになるのか知りたいと思うモノですが

いくら過去を分析したところで

時代の変化は連続的に繋がっているわけではないので

予測するのは非常に難しいと思いますね

 

変化というのは 現在 目の前に展開されている

万物の小さな変化が 徐々に我々の生活に

影響を及ぼすようになるのではなく

お寺の鐘をつく あの撞木のように

徐々に大きく振りかぶって 最期に ゴーンと

鐘を撞く あの感じで 社会が一気に吹き飛ぶんですね

 

ですからね 過去をいくら分析しても

未来を予測するこは出来ないわけです

 

ただ 所詮人間がやることですから

未来を予見することは 出来ると思うわけです

 

これから しばらく そんな話をしてみたいと思います

⑫ 仕事の成果は感謝の気持ちから

仕事という奴は どんなに優秀な方であっても

まわりの方の協力がない限り

所詮ひとりでは何も出来ないわけで

どんな成果が得られたとしても

自分の手柄だと吹聴して歩くような

無様なことはしてはならないと思うのです。

 

大きな成果が出たなら

それを周囲に分配することを優先することこそが

より大きな利益を共同で目標として

活動することにつながるものと思うわけです。

 

仕事の成果は 参加してくれた全員のモノという発想こそが

より大きなビジネスの可能性を生むと 心しておきましょうや。

⑪ コミュニケーションの基本スタンスを説得ではなく相談にする

組織内での基本的なコミュニケーションは

一緒に仕事をする仲間であるという意識を持つ為にも

説得するというスタンスではなく

一緒に仕事をする同士にチョット相談するという感覚が

必要だと思います。

 

この件は こんなふうにしてみたいと思うのですが

知恵をお借りしたい 先日 アドバイスを頂いた件

このように試みたいと思うのですが いかがでしょうか

 

例のご相談にのって頂いた件 うまくいきました

ありがとうございました

 

コミュニケーションという奴は 少し工夫を凝らすだけで

あっという間に変わるものだと思いますね

2011年6月3日金曜日

⑩ 上司は率先して部下に話し掛けるべきです

こんな人とは一緒に仕事したくない

なんて言いながら遠ざけてしまう相手がいるというのは

実はもったいないことなのかもしれません。

 

仕事というのは

センスで仕事をする人と

努力型で仕事をする人

それと適当な人

この3つに分かれると思っているのですが

自分がどのタイプなのかは

実はあまり良く分かっていないものです。

 

基本的に 仕事を一生懸命しようと

少なくとも思っている人間が集まったなら

どのタイプに自分は属しているのか

自分で分析すべきですし

上司や同僚から

客観的な視点で評価してもらう必要があると思うのです。

 

センスで仕事をする人は

失敗も多いが当たるとデカイ

努力方は組織でキチンと仕事をするのが好きですし

適当な人というのは 一緒に仕事をする人とウマが合うと

驚異的な実力を発揮するものです

 

部下を持つことになったなら

積極的に声を掛け

タイプによるその実力の生かし方を

一緒に考えるべきやと思います。

2011年6月2日木曜日

⑨ 部下が自信を持つのは仕事があることである

毎日 仕事が目の前にあって

ノルマがあって 決まった日に給与が振り込まれる

これって当たり前のことだと思っている方が多いのですが

実はそれは違うのです。

 

ある朝 突然玄関のシャッターが閉まったままで

一枚の張り紙が貼ってあり

その日から 世間ではあなたを失業者と呼ぶようになる

そんなことって

いつ起こってもおかしくないと思んですね。

 

その対応策とでもいいますか

サラリーマンは どこでも通用する基本的なスキルという奴を

しっかりと身に付けておかなければならないと思うのです。

 

その最も基本と言えるものが

情報を伝える時は 聞く相手がジャッジしやすいように

事前に 分かりやすい結論と

そこに至までのプロセスを徹底的に考え

それを 45文字×5行程度の文章に仕上げた上で

話すという心構えです。

 

私はこれを 5行ルールと勝手に呼んでいますが

このルールを守ろうとする

このプレッシャーが とても心地良いのです。

 

話を戻しまして 部下に自信を持ってもらうには

この5行ルールを守ってもらって

常に自分に任された仕事に対して

自分の言葉で語る訓練を繰り返して頂くとですね

いつの間にか より高いレベルの仕事へと視線が移り

チャレンジしようという意欲が湧いてくるんです。

後は 上司がその意欲を掬い上げれば良いだけです。